Windowsで「長すぎるパス」のフォルダを消す方法
「長すぎるパス」問題
バッチの無限ループで信じられないくらい深いフォルダパスを作ってしまって困ったことはありませんか?
実際僕もバッチファイルの実装でやらかしてしまい、奈落の底まで続いているであろう非常に深いフォルダのパスが生成されてしまい、非常に困ったことがありました。
ここではその「長すぎるパス」を消す方法を書いていきたいと思います。
substを使っても消せないほど深いフォルダパス
ググってみると、いくつかWebサイトでは、substで少し深いフォルダパスをドライブにマップすればその先のパスが消せる。
ということが書かれていますが、僕の場合は、Hドライブから始まり、Hドライブの一番深いところをIドライブにと繰り返したけども、Pドライブになってもまだ「パスが長すぎる」と怒られる始末。
これぞフォルダの底なし沼や〜!(ひ○まろ風)
事の発端となったのは、仕事でバッチ内でrobocopyを使った時に、コピーの無限ループになっていることに気づかず、動かしてから打ち合わせで30分以上処理を放置してしまった結果、このような状況となってしまいました。
「長すぎるパス」を消す方法
結論から書きますと、
長すぎるパスは「7zipファイルマネージャ」なら比較的苦労せずに消せる
となります。
ただし、消す時に単に削除アイコンを押しても「パスが長すぎる」と同じように怒られるので、該当のフォルダを「Shift押しながら削除アイコンをクリック」することで削除されますが、やはりそこは長すぎるパス。少々時間がかかる場合があります。
ただし、あまりにも深すぎる場合、7zipファイルマネージャでも「フォルダが空ではない」と謎エラーメッセージを出力する場合があります。
その場合、さきほど書いたsubstで少し深いところをドライブにマップしてから消すとうまく消せるようになります。
長年の課題がやっと解決しました。
グッジョブ7zip!やっぱ大好きだわ!
7zip
7zipについての簡単な説明になります。どうぞ使ってみてください。
- 様々な圧縮フォーマットに対応
- 2022年でも更新が続いている。
→Lhaplusは2017年に止まってるので、この安心感はうれしい。 - コマンドライン版(7za.exe)も提供されている。
- mxオプションで、スレッド数を制御可能
- 7zフォーマットが優秀で、圧縮レベルを調整可能(無圧縮~超圧縮)
- 圧縮したファイルのテストコマンドも有
- もちろんパスワードによる暗号化も可能(GUI、CUI共に)
- 圧縮ファイルの内のファイル名の暗号化にも対応